9、工場の主役は職人さん

工場の奥に進むと下地・研ぎ物部屋に案内された。
明るい室内は中庭(大崎庄右ェ門にはいくつ中庭があるのだろう?)に面していて凄く明るい。

その窓際に職人さんが座って黙々と作業をしている。
私が近づいた事にも気がつかずにただひたすら黙々と作業をしている。

ラジオの音が小さく聞こえる静かな明るい仕事場には先代の「職人には最も良い環境で最高の物作りをさせなければいけない」と言う思想が行き渡っている。